糖質制限で筋肉が落ちたら栄養失調を疑おう

通常、「糖質制限をして筋肉が落ちる」という話の大半は、勘違いか、根拠のない無責任な言いがかりです。少なくとも、

1. 体組成計で計測しているか
2. 10kg減レベルの大幅な体重減少がないか

という2点は、確認する必要があります。

後者については、大幅な体重減少があって身軽になると、日常生活に必要な筋肉量が減る可能性が高いためです。5kg減でしかない私でさえ強く実感していますが、「米袋1つ2つを背中から下ろしたら、体の負担がどれだけ変わるか」と、想像してみてください。

ただ、それ以外で筋肉量が実際に(体組成計で計測して)減っているとしたら、栄養失調の可能性があります。

 

腸炎による疑似栄養失調食で筋肉量減少

実は先日、腸炎にかかり、丸4日間ほど胃腸の機能が完全停止する事態を経験しました。

飲んだり、食べたりしても、すべて水のような下痢となって出てきてしまう状態で、量が食べられないばかりか、おそらく消化してもほとんど吸収できていなかっただろう、と推測させる酷い状態でした。

結果、発症後1週間で、体組成計のデータは次のように変化しました。

私は男性34歳、身長174cmです。

【発症前】
体重65.0kg
体脂肪率15.0%
筋肉量52.4kg(スコア0=平均的)
基礎代謝1536kcal / 日(20歳並み)

【発症後4日・胃腸機能復活】
体重61.4kg(-3.6kg)
体脂肪率14.0%(-1%)
筋肉量51.0kg(-1.4kg)(スコア-1)

【発症後7日・糖質を多めに摂取して3日目】
体重63.9kg(-1.1kg)
体脂肪率15.5%(+0.5%)
筋肉量51.2kg(-1.2kg)(スコア-1)
基礎代謝1498kcal / 日(22歳並み)

丸4日間ほど栄養を摂取できないと、筋肉量がはっきり減少しました。体脂肪率が減っているのは、糖新生による減少分と、体が水分をうまく吸収できなかった影響もあるかもしれません。

その後、あまりに体重が減りすぎてしまったので(糖質制限前に比べて-10kg近い)、糖質を積極的に食べるようにしたところ、体脂肪率だけがすぐに元に戻りました。いや、インスリンの脂肪合成能力は偉大ですね。

あとは筋肉量が元に戻れば、腸炎発症前の水準に戻ります。

 

糖質制限はエネルギー摂取制限ではない

このように、糖質制限と同時に、タンパク質や脂質まで制限してしまえば、筋肉量は当然ながら減少していきます。

体が必要とする栄養を摂取していないのだから、当然です。

外部に記事を書きましたが、

実践してわかった、「糖質制限ダイエット」で絶対にやってはいけないこと3つ(1/3) – ウレぴあ総研

糖質制限と同時に、食事量を減らす、野菜中心食にする、などの摂取エネルギー制限をしてはいけません。

通常量のタンパク質と脂質は、糖質さえ過剰摂取でなければ、肥満の原因には絶対にならないので、安心して食べて、糖新生の材料とエネルギーを体に供給するようにしてください。

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