糖質制限の効果2:基礎代謝が大幅に向上する

糖質制限の最もわかりやすいメリットが「ダイエット効果」だとすれば、最も重要なメリットは「基礎代謝の向上」だと私は感じています。

基礎代謝とは、人間が生命を維持するために行っている活動のことで、たとえ寝ていてもエネルギーが消費されます。また、身体を動かせばその分エネルギーを消費するわけですが、基本的に基礎代謝が高いほど多くのエネルギーを必要とします。

基礎代謝 – Wikipedia

すなわち、基礎代謝が高ければ、身体機能が活性化し、同じだけの食事をしても痩せやすくなるということです。また、別記事で取り上げますが、生活習慣病や慢性症状の改善にも繋がるケースがあります。

では、なぜ糖質の摂取量を減らすと、基礎代謝が大幅に向上するのでしょうか。

 

基礎代謝が向上する理由1:インスリンの追加分泌が減り、脂肪の代謝が抑制されなくなる

第一の理由は、インスリンです。

糖質が体内に入ると、血糖値が上がり、そのままでは悪影響となるので、インスリンが追加分泌されます。

糖質制限の仕組み | 炭水化物は嗜好品

このインスリンがくせ者で、ブドウ糖を中性脂肪に変えるだけでなく、すでに体内にある脂肪の代謝(中性脂肪の分解)を抑制してしまいます。冬眠準備のように、身体がエネルギー蓄積モードに変化するというわけです。

ドクター江部の糖尿病徒然日記  肥満改善と糖質制限食

<インスリンは三重の肥満ホルモン>
◇インスリンは脂肪細胞内の中性脂肪分解を抑制する。
◇インスリンは血中の中性脂肪を分解し脂肪細胞内に蓄える。
◇インスリンは筋肉細胞に血糖を取り込ませるが、余剰の血糖は脂肪細胞に取り込ませて中性脂肪として蓄える。

糖質制限をすれば、このインスリンの追加分泌が減ります。その分、脂肪のエネルギー利用が促進し、基礎代謝が向上します。

 

基礎代謝が向上する理由2:糖新生が活性化する

第二の理由は、糖新生です。

糖新生とは、脂肪をエネルギー源に、タンパク質からブドウ糖を合成する身体機能です。

人体は、糖質(体内でブドウ糖に変わる)の摂取が減ると、必要量を糖新生で賄います。おそらく睡眠中など、長時間食べ物を摂取しない状態のときも、働いていると思われます。

これも生命を維持するための活動です。糖新生が働く時間が長く、強度が大きいほど、基礎代謝が向上します。

 

34歳男性で20歳並みの基礎代謝に

結果として、私は糖質制限を開始して3ヶ月で、基礎代謝が20歳並みになりました。

運動らしい運動はしておらず、日常的に4歳と2歳のこどもたちを抱っこしていたくらいです。自宅でのデスクワークが主であるため、通勤もありません。

【糖質制限開始3ヶ月でのタニタ体組成計データ】
男性34歳、身長174cm、運動らしい運動無し
体重65.0kg(ピーク時より-5.0kg超)
体脂肪率15.0%
筋肉量52.4kg(スコア0=平均的)
基礎代謝1536kcal / 日(20歳並み)

2 comments

  1. 湖瀬まりあ

    突然のコメント申し訳ありません。
    糖質制限に興味を持ってる20代後半です。記事を読んでとても興味をもちコメントしました。質問させてください。炭水化物はちょっと(極端な例ですが①1日3食の合計で炭水化物100㌘とか)の摂取でもよくないんでしょうか?②肝臓の数値が高い旦那にも糖質制限をさせても大丈夫でしょうか?図々しく質問などをして申し訳ありません。お答え頂けると幸いです。

    • こんにちは。減量であれば、炭水化物の摂取量は、細かく気にしなくて大丈夫です。
      むしろ、タンパク質と食物繊維の割合を増やして、炭水化物の割合を相対的に減らす……くらいのイメージを持つと、やりやすいです。
      先におかず(肉・魚・卵・野菜など)をガッツリ食べてしまえば、それほど多くのお米は食べられませんよね。
      それだけで(個人差はありますが)3kg5kgはすぐに減りますよ。

      肝臓については、申し訳ないですが、私は医者ではありませんので、万が一を考えて、回答は差し控えさせていただきます。
      専門家へ問合せていただければと思います。

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