当サイトは、糖質制限の情報サイトですが、今回は、直接的には炭水化物に関係のない話をしたいと思います。
特に、主婦をはじめ、家族の食事を作っている方で、「どうしても痩せられない」というケースに意識してほしい、ダイエットの考え方についてです。
残り物を食べて片付けるのが、食べ過ぎの原因という、すごく単純な話で、読めば「そうなのよね……」と感じる方が、大半ではないかと思います。
作った料理はなるべく捨てたくない
私は男性ですが、現在、一家7人の夕飯を準備しています。
7人(のうち、大人5人)とも仕事をしていて、家事に専念できないので、もっとも時間の融通がきく、フリーランスの私が担当している、という事情があります。
もともと料理は苦にしないし、自分の好きなものを食べるには、自分で作るのが一番手っ取り早い、という考えでいる影響もあります。
さて、食事を準備する方であれば、わかると思いますが、せっかく作った料理は、なるべく捨てたくないですよね。
お金を直接的に出して食材を買ってきているわけですし、それなりに手間暇かけて作ってもいるわけですから。
中途半端に残されると、つい食べて片付けてしまう
家族が、喋るのも忘れて、夢中になって食べてくれるときはいいんです。
自分が食べる量が少し足りないかな……というケースもあるんですけど(笑)、基本的に嬉しいことであるわけです。
料理を失敗してしまったときも、まあ諦めが付きます。
この味なら、無理に食べろとは……ちょっと言えないかな、と。
問題は、自分ではちゃんとできた料理であるはずなのに、家族の口に合わなかったり、お腹があまり空いていなかったりして、残されてしまうケースです。
しかも、中途半端に。
大量に残っているのであれば、次の食事のおかずに回す手もあります。
が、無理をすれば食べられないこともないくらいの量だと、ついつい食べて、片付けてしまうんですよね。
「あともう少し」「もったいない」が判断を狂わせる
私は、糖質制限をするようになって、これから食べるものが、体にとってどう作用するのかを、意識するようになりました。
タンパク質は、体の構成と、糖新生(血糖維持)に。脂質は、エネルギー源に。
そして炭水化物は、食物繊維+血糖値を上昇させ、余剰は脂肪になります。
とくに、満腹(血糖値が上がりきった)状態で食べる炭水化物は、もうそのほとんどが、脂肪になってしまう感覚なわけです。
健康的な食生活の理想はやはり、腹八分目とでも言いますか、自分のお腹と相談して、適量を食べることだと思います。
たとえ糖質制限をしていても、度を超して食べ過ぎれば、やはり体重増加に繋がります。
ところが、「あとちょっとだから」だとか、「もったいないから」だとか、外的な要因が判断を狂わせ、ふと気づくと食べ過ぎてしまっているケースがあるんです。
残り物には絶対に手を出さない! と心に決める
私は、これを意識できるようになって、食事の残り物に手を出さなくなりました。
作りすぎてしまったことに反省しつつ廃棄するか、翌日の昼食に回しています。
おかげで、体重のコントロールが、より簡単になっています。
どうしても痩せられない……という、食事の準備を担当している方は、ぜひ試してみてください。
最後に、糖質制限情報サイトらしいことを書いておきますが、前段で触れた通り、特に満腹時に食べる炭水化物は、直接的に脂肪増加につながります。
炭水化物だけは、意識して避けるのがおすすめですよ。
その「あと、ちょっと」は、ほぼすべて脂肪に変わっています。